これからの日本と株、大損しないために(日本銀行と浮動株編)

これからの日本株は長期的にどうなるのか。
これが気になるときは、とりさんは経済の流れについて勉強するようにしています。

 

経済の流れを読み解くコツ

まず株の長期的傾向について、踏まえるべきポイントです。

・第一に、答えは誰も知らないということ
・それが理由で、プロでも意見が分かれるということ
・プロや個人問わず、自分が学んだ経済や金融の、理論と経験則と歴史をもとにそれぞれが予想を立てているということ

このポイントを踏まえ、このブログで紹介する記事については、「誰が正しいか」と考えるのではなく、「何が正しいか」を考えて頂ければと思っています。
あくまで考える材料としてご利用ください。

「何が正しいか」という観点で読み進めれば、Aさんのこの部分、Bさんのあの部分、自分のこの意見、という沢山の意見をまとめることができるようになるため、自分の意見が磨かれるようになります。

株式投資で成功するには、この「自分の意見を磨く」ことが重要になると考えています。

ということで、これから紹介する記事の内容を信じようとか、いやいやこの記事は間違っていてとりさんが正しい、という趣旨の日記ではありませんので、ご理解よろしくです。


まずは日銀と株の関係をお勉強

日銀の株式市場参入と直近の変化

この記事は株の初心者の方にとってはやや専門的な内容になるので、わからない部分は調べながらお読みになることをお勧めします。

日経新聞の専門的な記事はそもそも「読者にある程度知識がある」という前提で書かれていることが多いので、ここでは株の初心者の方のために、とりさんの理解を簡単にポイントにまとめます。

ポイント1: 日本銀行ETFを通じて、上場している日本株を買っていた
ポイント2: 日本銀行の買い支えがあったため、特に日経225の株は大きな下落の心配があまりされなかった
ポイント3: 日経225の合計225社の株の数には限りがあるため、他の上場企業の株をもっと買うようにしよう、という政策変更があった

これを踏まえて読み進めると、日本の株式市場の異常な部分が見えてきます。
そもそもこの記事を書いているのは、この日本株式市場の異常な構造が面白かったからです。

そしてこの構造はよくも悪くも、なんらかの反動を生む可能性があるため、その時には飛び乗れるようにしておきたいと思っています。

日本の株式市場の異常な構造とは

一言で言うと、日本銀行が株買いすぎたよね、ということです。

例えばユニクロファーストリテイリングですが、記事にあるように、日本銀行が買い続ければ、とりさんのような個人の投資家が売買できる株(浮動株)の数が少なくなっていきます。

今までのペースだと、1年以内に日銀の買いでファーストリテイリングの浮動株がなくなるよね、という状況だそうです。
これって結構すごいことです。

実際はETFを通じての購入であって、日銀の直接購入のデータは存在しないため、1年以内というのはあくまで推計です。

で、恐らく「それはよくないよね」ということで今回政策変更があったわけですが、それでもこの筆者が試算をしたところ、2020年2月にはファーストリテイリングの浮動株は買い占められるよね、ということらしいです。

同じような感じで例えばコンビニのファミリーマートホールディングスとか、その他56社について、浮動株が少なくなりますね、という見通しです。
これを踏まえて何がわかるのか?とりさんの考えを書いてみます。


株価暴落と株価上昇のシナリオを考えて見る

さて、何がわかるのか、というところですが、正直なところはよくわかりません。
ただ、シナリオは何個か思いつきます。

シナリオ1: 浮動株の減少=浮動株供給の減少=希少性が高くなる→株価が上がる
シナリオ2: 浮動株の減少=浮動株供給の減少=流動性の低下→人気の低下=株価が下がる
シナリオ3: 日銀金融緩和終了→金融引き締め→ETF売却=株売却→株価が下がる
シナリオ4: 日銀金融緩和終了=景気が良い時→ETF売却=株売却→景気が良いので株の買い手も沢山いる→株価に影響なし
シナリオ5: 購入できる浮動株が枯渇→日銀金融緩和不可→日本経済、、、?

ここまで考えてみると、正直なところ、日銀の日本株購入が今後株価にどう影響を与えるかはわかりません。

しかしながら、最低限この事実が後々なんらかの影響を生み出すことは容易に想像できると思います。事実、日本株が上昇しているのは日銀の買い支えがあるからだ、という意見もある程で、日銀の買いが今までの株価に影響を及ぼしてきた可能性は否めません。

とりさんにできることは、この次の展開のために着実に勉強と投資経験を積み、来たるチャンスを思い切り有効活用することです。

 

一言

先日トレードルールの日記を書きましたが、自分のルールを用意し、そのルールに従うことを徹底していれば、予期せぬ事態に巻き込まれることは防げます。

今日の日記のように、将来的になんらかの事態が起こりそうだ、というシナリオを何個か考えておけば、その話が再燃したときに、浅いところで利確せずにがっぽり利益が追求できるようになると思います。もしくは適切に損きりできるようになると思います。

当たり前のように聞こえますが、株式投資で重要なことは、まずは大損をせずに、生き残り続けるということです。

自分の見立てが間違っていて早々に損きりをしてしまった場合は、まだ次に挑戦できる余力があるので、何が違ったのかを考え直し、勉強し直し、次の機会を待てば良いのです。

自分の見立てがあっていたら、さらにそれを洗練して、次回のトレーディングに活かせば良いだけ。大損をしてしまったら退出するしかなくなってしまうので、まずは生き残りましょう。

そのためにはルールを確立することと、長期で起こりうる大きな変化のシナリオを自分で用意しておくことです。

ちなみに、トレードルールの日記はこちら。

 

本日は浮動株の話がでましたが、実はこの浮動株、誰でもネットや書籍で確認できます。書籍の場合、「会社四季報」に掲載されているのですが、下記で確認できるように、普通の書籍の2倍以上と、結構お高いです。

 

会社四季報 2018年3集夏号 [雑誌]


ネットの場合、SBI証券のこちらの欄で確認ができます。

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SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

 

内容は著作権の懸念があるので割愛します。取引とかはしなくてもよく、SBI証券でただ口座を持ってるだけで、全上場企業の会社四季報の情報がタダ見できます笑 

 

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SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

 

例えばこちらの企業だと、全株式のうち6.7%が浮動株です。

 

初心者の方は、「ここぞ」という時にすぐにトレーディングが始められるよう、以下から口座開設をしておくことをお勧めします。

ネクシィーズ・トレードという会社が、何から何まで非常に丁寧に、フリーコールでの口座開設サポートを手厚く行っています。

・フリーコールサポート(携帯からも通話料無料)

・夜の時間の問合わせが可能 (朝9:00~夜19:30までサポート)

・口座開設からのサポート(申込の注意事項、株の始め方、WEB画面の注文操作、取引ツールの上手な使い方など)

 

神王リョウさんもSBI証券ですし、私もSBI証券を使っていますので、SBI証券で十分だと思います。SBI証券はもともとソフトバンクから生まれた会社なので、信用力がバツグンです。事実、ネット証券でNo.1です。

 

ってことで、またね!